eスポーツの世界で活躍したプロゲーマーであり、現在はゲームキャスターという新たな職で活動を続けている『岸大河』を皆さんはご存知でしょうか?
そもそもeスポーツとは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、ゲームを使った対戦でありながら、スポーツ競技として捉える際の名称です。
日本は、世界ではeスポーツ後進国ですが、中にはeスポーツの賞金により生活する、プロゲーマーと呼ばれる人々も存在します。今回は、現在はプロゲーマーではありませんが、元トッププレイヤーだったという経験を活かし、解説やゲームキャスターとして新たな道を歩みだした岸大河を紹介します。
岸大河、その人物や経歴、プレイスタイルとは?
(https://stansmithpro.com/info)
中学校時代には、サッカーに打ち込み、プロサッカー選手を目指していましたが、オンラインゲームと出会ったことで、人生が180度方向転換。『FPS』、『FIFA』などといったインディーズのゲームタイトルを中心にプレイし、複数の国内タイトル、アジア大会でも優勝経験があります。
一方で、2011年に初めて大会の実況を経験。その機会から、ゲームキャスターという新たな道を歩み始めました。2014年には本格的にゲームキャスターとして活動を始め、東京ゲームショウやニコニコ超会議にて、多くの企業ブースで登壇。プロリーグの「クラロワリーグ アジア」や「CoD: WWII プロ対抗戦」などでは、実況だけにとどまらず、MCや解説なども担当しています。また、地上波でも日本テレビのesports番組「eGG」にはレギュラーで出演をしており、ネットやテレビ、ゲームだけに限らず、活動の幅を広げています。
過去では、2017年の夏に結核を患い長期の入院生活へ。しかし、1か月の入院を経て、9月22日には退院を果たしました。10月には復帰後の初仕事もこなし、以降は従来のStanSmith名義から本名の岸大河として活動しています。
現在では、Logicool G(ロジクール)のブランドアンバサダーやOMEN by HPのエクゼクティブアドバイザーとしても活動中。企業とゲームユーザーをつなぐ新たな取り組みも始めており、従来とは異なるアプローチでeスポーツに貢献しようと励んでいます。また、ツイッターでは自身に向けられるリプライにも丁寧に対応するなど、SNSや生放送の番組でファンとのコミュニケーションも重要だと考えていることを明かしています。
また、次代のゲームキャスターを育てるべく、募集活動も実施。岸本人が、効率の良いゲームの取り組みを一から叩きこみ、ゲーム実況のコツや会話の技術も教えようとしています。そこには、形に囚われない質の高いキャスターを育成するという方針もあるようです。
出典:https://stansmithpro.com/profile
(https://stansmithpro.com/blog/caster)
生年月日 | 1989年6月21日 |
愛称 | StanSmith |
拠点 | 東京 |
所属会社 | フリーランス |
得意タイトル | FPS、FIFA、SPECIAL FORCE2 |
岸大河は『War Rock』,『SPECIAL FORCE2』などのFPSや、FIFAシリーズが専門分野!
出典:https://www.g-tune.jp/campaign/e_sports/interview_stansmith.html
『War Rock』,『SPECIAL FORCE2』といったシューティングゲームを主力ゲームとしています。過去には『FIFA』シリーズなど、実際にプレイ経験もあるサッカーゲームでも結果を残しています。
岸大河の使用(おすすめ)デバイス!
※現在はゲームキャスターのため、本人がおすすめしているものを記載します。
デバイス | メーカー | 機種 |
PC | Intel | Core-i7-860 |
モニター(左) | comming soon | |
モニター(右) | comming soon | |
マウス | ロジクール | G903 |
マウスパッド | comming soon | |
キーボード | ロジクール | Pro Gaming Keyboard |
ヘッドセット | ロジクール | G433 |
WEBカメラ | comming soon | |
アーケードコントローラー | comming soon |
岸大河の主な戦績は、様々な大会で優勝実績あり!
https://stansmithpro.com/sponsor
年 | 月 | 戦績 |
2008 | 10 | WarRock TGS2008公式大会 優勝 |
2011 | 6 | 戦場のカルマ KarmaClanCup 優勝 |
2012 | 7 | SF2 SUPER LEAGUE 3位 |
2012 | 12 | SF2 SEM2012 優勝 |
2013 | 3 | FIFA Ultimate Team Asia Allstars Tournament 3位 |
2013 | 3 | SF2 Hi-Speed Tournament -CLASSIC- 優勝 |
2013 | 10 | SF2 Hi-Speed Tournament -RUNAWAY 優勝 |
2013 | 12 | SF2 SEM2013 ASIA 優勝 |
岸大河の情報まとめ
ゲームキャスター岸大河の魅力がいくらか伝わったでしょうか?
まだまだ日本ではeスポーツは広く知れ渡っておらず、プロゲーマーと呼ばれる人々も海外に比べると、決して多くはありません。ただ、「ゲームが強いだけ」、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、一方で世界に目を向けると、eスポーツが2024年にはオリンピックの競技になる可能性もすでに報じられています。
その中でも、岸はすでにゲームキャスターとして未知の領域に踏み込んでおり、評価を獲得しています。過去には、本人もeスポーツの未来を熱く語っており、どうすれば日本でゲーム業界が中心となり、話題になるかということを日夜考えています。
その例として挙げられているのが、ゲーム大会の結果などを報じるメディアのあり方について。岸は結果が未来へと残ることを前提としつつ、議論が巻き起こるような記事を求めており、その中で『Negitaku.org』のYossyの記事を高く評価していることを明かしています。まだまだその中身が報じられることが少ないため、メディア、そしてメディアだけでなく、プレイヤーや視聴者が変わることも求めました。
さらに、岸はeスポーツに関して「子供からお年寄りまで、すべての人が楽しめるものにしたい」と話しています。そこでは「スポーツと呼ぶならそこを目指さないと」と生活の一部になることを求めていることがわかります。
年をとっておじいさん、おばあさんになっても、ゲーム観戦を楽しめる、そのようにeスポーツの未来が変わるとき、そこには岸の大きな貢献があったと、後に語られることはほぼ間違いないでしょう。
出典:https://note.mu/nasobem/n/n1fc0fca2ba48