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【カズノコ】使用デバイス・動画・戦績まとめWiki |Eスポーツ:プレイヤー情報

eスポーツの世界で活躍し、格闘ゲームのスペシャリスト『カズノコ』を皆さんはご存知でしょうか?

そもそもeスポーツとは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、ゲームを使った対戦でありながら、スポーツ競技として捉える際の名称です。

日本は、世界ではeスポーツ後進国ですが、中にはeスポーツの賞金により生活する、プロゲーマーと呼ばれる人々も存在します。今回は、日本では数少ないトッププロゲーマーに数えられ、ゲームだけで安定した生活を続けるカズノコを紹介していきます。

どんな人物像?プロゲーマーになった経緯は?見かけとは異なる攻撃的なプレイスタイル?

(https://twitter.com/kazunoko0215?lang=ja)

カズノコの本名は井上涼太で、『GODSGARDEN(ゴッズガーデン)』所属のプロゲーマーです。当初は本名でもある「イノウエ」と名乗っており、『GGXXAC』のプレイヤーとしてはイノウエのハンドルネームは有名にもなっています。しかしありがちな名字ということもあり、すでにゲーマー界には「井上」と名乗る格闘ゲーマーがいたことで、適当に寿司のチラシを見て「カズノコ」に改名を決めました。現在はカズノコという名前で有名になってしまったことを後悔しているとも明かしています。

大学卒業後、一度フリーターの時期を経験しましたが、2010年に日本人初のプロゲーマーが誕生したことをきっかけにプロゲーマーとなり、あとを追うことを決意します。そして2016年1月にスポンサーとの専属による契約を締結するに至り、晴れてプロゲーマーとなりました。

プロゲーマーになる経緯は、一悶着あったことでも有名です。2015年に「Team Zeveron」のスポンサードを受けることを発表。以前にもオファーはあったものの、今回は「とびきり条件が良かった」ために加入を決意しました。しかし、そのわずか1ヶ月後にチームは解散、したがって再び無所属となりました。その後、以前より配信を行うメンバーとして活動していた「Team GODSGARDEN」に入団し、プロゲーマーに。現在は月給制+賞金という雇用制度となっています。

プロゲーマーとなって以降も、「良い意味で変わったところはない」そうです。プレッシャーを過度にかけられることはなく、コンディションが重要な格闘ゲームのプレイヤーだけに、カズノコは「本当に良いスポンサードをしていただいている」と感謝の言葉を述べました。

「GODSGARDEN」というチーム自体は2009年から活動を開始。ゲーム界でも選ばれしメンバーによって構成されている格闘ゲームのプロゲーマーチームです。実績と経験を兼ね備えるプレイヤーたちが、プレイするのみに限らず、ビデオゲームの様々な楽しさを提供することをミッションに掲げています。名前はゲーム大会を主催していた稲葉央明氏が付け、それを本人から聞いたウメハラが「いい名前っすね…」と絶句する逸話も残っています。

カズノコのスタイルとしては、『GUILTY GEAR』シリーズや『ストリートファイター』シリーズなど2Dによる対戦型格闘ゲームを得意としており、同時に主戦場ともしています。手広くプレイしているマルチゲーマーです。カズノコの強みは、まずゲームの基本を忠実かつ正確に押さえられること。それにより様々な格闘ゲームで、様々なキャラクターを使用しては、その界隈のトップレベルに躍り出てきます。その基本がある上で、強気の選択肢を積極的に選び、どのキャラクターを使っても攻撃的なスタイルで、観るものを魅了します。

当然読みのレベルの高さや、強気の選択肢から生まれる駆け引きのうまさなどもあり、精神的な強さも武器としています。そのため、大舞台での戦いでも、普段以上の力を発揮し、上位進出は当然とするなど、勝負強さも魅力の一つです。

一方で、ゲーム以外の物事にはあまり関心がないらしく、浮世離れした知識も時折披露します。歌手の浜崎あゆみや将棋界の伝説である羽生善治を知らないといったこともありました。

また、自身の練習方法に関しては、SNSを使って対戦相手を募集したり、実際に秋葉原などに出向いて対戦会に参加するなどし、練習ているようです。SNSを使う理由としては、相手のモチベーションが高いことが約束されるというのが理由となっているようで、『ストリートファイター』シリーズではプレイヤー個人のコンディションが重要となることを強調しています。

そのため、「必ず7時間は寝ているようにしています」と語るとおり、朝5時に寝て昼の12時に起きる生活を続けているようです。昼夜が逆転しているのは、ゲームのオンラインで人が増える時間帯を狙うのがトレーニングには最適だからです。ゲーム中は集中力が切れるため、満腹になることは避け、大会当日は糖を摂取するため、チョコレートをかじったりするようです。

実際のプレイ以外の取り組みも言及しています。モニターとの距離などを測るプレイヤーもいる一方で、カズノコはまだそこまではしていない模様。ただし、試合前に軽く準備運動をして、身体をほぐしてから対戦に臨んでいるようです。

また、配信でいくつかの番組を担当したこともあります。『顔TV』ではレギュラーとして格闘ゲームを中心にプレイし、自身の性能の高さを改めて披露。『裏顔TV』では、格闘ゲーム以外のジャンルにも取り組みました。この際に、極度の怖がりであることも発覚。ホラーゲームをすることを避け、結局挑戦するものの、すぐにスタートボタンを押して止める、という“チキン”さを発揮し、視聴者の爆笑を誘いました。

『勝ちたがりTV』では、格闘ゲームを楽しく観戦するためのコツを、ふ~どやボンちゃんとともに解説。読みや精神的な駆け引きの部分を取り上げて、言葉にしています。近いコンセプトとして『半熟GAMERS~かずのこのたまご~』は、カズノコを講師、忍野ペペを生徒として、格闘ゲームの基本的な部分を教えていきました。

なお、ニコニコ本社ワークショップで、格闘ゲーム講座を行ったことも。CVoZbB-UAAANNki.jpg

出典:http://fgamers.saikyou.biz/

生年月日 1988年
愛称 カズノコ、イノウエ、キャビア、魔王、かずにぃ、かじゅ、KJ
拠点 埼玉県
所属チーム Godsgarden
得意タイトル 『GUILTY GEAR』、『ストリートファイター』、『ドラゴンボール ファイターズ』、『ブレイブルー』
プレイスタイル 積極的かつ攻撃的で、大胆な選択肢を下す

 

得意とするゲーム、キャラクターへのこだわりは?

「ストリートファイター」の画像検索結果

出典:Amazon

「すべての格闘ゲームに愛された男」とも称されるカズノコの、主力とするゲームは、前述の通り、『GUILTY GEAR』シリーズと『ストリートファイター』シリーズです。

『GUILTY GEAR』では、聖騎士団のソルを使い、大会では準優勝などの輝かしい成績を収めており、トップクラスの使い手です。ソル以外にもエディやテスタメントといったキャラを使用。こちらのいわゆるサブキャラでも大会に出た経験を持っています。GGXXAC+Rでは、初期のみクリフをメインに据えたが、後にゲーム内で若干の修正が入ったため、聖騎士団ソルをメインの使いに戻しました。その後はレイヴンに鞍替えし、多くの海外大会で活躍。EVOでは2年連続ベスト8に入りました。

『ブレイブルー』シリーズでは、メインを固定することなく、多くのキャラクターを併用。ハクメン、ツバキ、アラクネ、アズラエルなど様々なキャラに変えては、新たなキャラに挑戦するなど持ち前の器用さを見せつけました。一方で、最強のV使いとしても知られ、大会では湯勝候補にも数えられました。同じくプロゲーマーのときどに大勝を収め、このタイトルから離れるきっかけを作っています。

『スーパーストリートファイターⅣ AE』では、ユンをメインとし、プロゲーマー・ウメハラと熾烈なライバル関係を築き上げました。同じユン使いとして熱い戦いを繰り広げ、ゲームセンターで彼らがガチ対戦中は誰も邪魔してはいけないことが暗黙の了解だったといいます。ユンを選んだ背景には、テクニックで古参プレイヤーに歯が立たず、「シンプルな読み合いで勝てる」キャラがユンだったからだといいます。その後、『AE2012』では一度セスにキャラを変更し、強さを発揮。「新宿の魔王」と称されるほどの強さを発揮しましたが、肝心の大会で結果がついてこず。再びユン使いとなります。本人も望んでいたとおり、「ユンと言えばカズノコ」であり、ユン使いとして一定の立ち位置を築き上げました。

そこから、『Capcom Cup2015』でユンを使って優勝。また、ライバルもであるウメハラを相手に第5期パンガリーリーグで完封し、カプコンカップでも勝ち越している。

『ストリートファイターⅤ』ではキャミィを使用するように。『Capcom Cup2016』では3位、『EVO2017』で3位など確かな結果も残しています。

ドラゴンボール ファイターズ(DBFZ)では様々なキャラクターやチームを使用した後に、現在は魔人ブウ(純粋)、孫悟飯(青年期)、ヤムチャのチームで固定されつつあります。なお、最も好きなキャラクターはヤムチャのようです。発売からGO1とSonicFoxという2人のゲーマーの2強と言われていましたが、『CEO2018』でカズノコが優勝。しかも、この2名を下しての戴冠だったために、大きな衝撃を与えました。前述のカズノコの作り上げるチームは、コンボ火力が低すぎることが問題点に挙げられていましたが、魔人ブウ単体での攻撃力、孫悟飯の万能性を使いつつ、ヤムチャを活かすといった、今までになかった戦術で強豪選手たちを打ち倒し、格闘ゲームで変わらない強さを見せつけています。

また、格闘ゲームに勝つ上で「相手の考えを読む」ことや「出し抜く」といった精神的な面が重要となることも説明しています。シューティングゲームが「読みよりも瞬発力が必要とされる」とした一方で、格闘ゲームは「相手の考えを読みながら、自分も動くのが面白い」と魅力を語ります。だからこそ、30代後半でもプロゲーマーとして活躍でき、20代後半で難しくなるFPSとは異なると話しています。

出典:http://fgamers.saikyou.biz/?%E3%81%8B%E3%81%9A%E3%81%AE%E3%81%93#.W7tOg2j7SUl

デバイスへのこだわりやカズノコの意見とは…

残念ながら、細かい仕様デバイスは明らかになっていないものの、パソコンはスポンサーでもある『G-Tune』から提供される「LITTLEGEAR i310SA1-KZ」を使用しているようです。カズノコモデルとなり、安定感があり、集中力を維持しやすいスペックを備えています。

また、アーケードスティックは2016年6月時点では、HORI リアルアーケードPro.V HAYABUSAを愛用していることが明らかになっています。

過去、『ストリートファイター』シリーズが家庭用だけでなく、PCでもできるようになった際にはその重要性についても語りました。SSD搭載のPCであれば、ロード時間も短く、より練習に勤しむことができると話しています。さらに、格闘ゲームをプレイする上で、間合いや読みなどは必須とし、画質の重要性についても言及。

「画質が悪いと、攻撃が届く間合いを見誤ってしまうこともあります。格闘ゲームでは相手の様子や技のモーションも含めて、画面をしっかり見て情報を得ることがすごく重要です。例えば、自分の攻撃で相手がダメージを受けたときの様子で、地上戦を意識していたのか、あるいは対空を考えていたのかといったことも見えてきます」

このように熱を帯びて話すほど、カズノコにとってパソコンのスペックは重要なものとなるようです。

デバイス メーカー 機種
PC
モニター(左)
モニター(右)
マウス
マウスパッド
キーボード
ヘッドセット
WEBカメラ
アーケードコントローラー

 

カズノコ選手の輝かしい戦績!海外でも活躍中!

 

 

出典:マイナビニュース

2015年にプロゲーマーとなったカズノコ。それ以前は様々な格闘ゲームで、日本の格闘ゲーム大会『闘劇』に参戦。『GUILTY GEAR』シリーズでは、2010年に聖騎士団ソルを使い、準優勝を果たしました。2011年に『ストリートファイターⅣ AE』でユンを使って、圧倒的な強さを見せつけて優勝。カナダカップでも個人戦・団体戦ともに制覇。強豪を軒並み倒したことを受け、圧倒的な勝ちっぷりには「魔王」という呼び名も付きました。

以降はCapcom Cupや海外の大会が主戦場となっていきます。

2015年にはCapcom Cup 2015に出場。CEO2015で優勝し、本戦への出場権を得ると、アメリカのカリフォルニアで行われる公式世界大会Capcom Cup Fianalに出場します。1回戦、2回戦と海外のプレイヤーと対戦し、グランドファイナルでは、一度セミファイナルで退けたウメラハと再び相まみえることに。激戦を3-2で制して優勝。公式の世界王者となりました。賞金は日本円で約1500万円です。

当時を振り返ったカズノコは大会前から仕上がっていたと明かし、自信はかなりあったようです。一方で、戦いに関してはコンディションが重要になると考えており、大会前までは「できるだけモチベーションが上がるように」他のゲームで遊んでいたようです。そういった高いモチベーションでプレイを続けることが、安定した戦いにつながり、良い手癖が体に染み付くことともなるようです。“練習をしなければならない状態”は「ゲームを全力ではやれない」と持論も展開。やりたくないときにやると、悪い動きもしてしまい、結果的にその動きが癖になってしまいます。プレッシャーを感じると、格闘ゲームに必要な読みができなくなるとも話し、やはりモチベーションやコンディションが重要になるようです。

また、ゲームをするとき以外はゲームのことは考えず、攻略や戦略なども深くは考えないといいます。カズノコは「本当に集中しているときに考えたほうがいい」とし、なんとなくのときには考えないようです。

ウメハラとの激闘にも言及。ウメハラが準備してきた多くのカズノコ対策が、試合を重ねたことでどんどんハマり、苦境に立たされたことを明かしています。ウィナーズファイナルでは見られなかった戦いを、グランドファイナルでされたこともカズノコを戸惑わせました。しかし、カズノコが最終的には賭けに出ることでウメハラの対策の罠にかからないようにしたことが、勝因となりました。このときのことを「まともにやっても勝てなくなった。こっちも動きを変えないといけなかった」とし、難しい状況であったことを明かしています。

大会前から賞金1500万円のことは特に頭になかったようで、獲得しても具体的なプランはなし。「応援してくれた人たちに」とファンに還元することのみを示唆しました。

今回の優勝はレジェンドでもあるウメハラを破っただけに、ゲーム界に衝撃を与える勝利ともなりました。それだけに、カズノコと交友のある多くの格闘ゲーマーからコメントも届いていました。

ハイタニ(闘劇04ヴァンパイアセイヴァー優勝)

「カプコンカップ優勝おめでとうございます。あの賞金のかかった大舞台で1キャラを使い続け、いつものように大二翔を打ち続ける姿はまさに圧巻でした。ストⅤではユンの出場は発表されていませんが、来年の大会でもまたかずのこさんらしいプレイが見れる事を楽しみにしております」

ぺこス(第2回eスポーツJAPAN CUP 鉄拳6優勝)

「色んな事があった年だったと思うけど、最後に最高の結果が出て自分の事のように嬉しいです!改めて、CC優勝おめでとう」

まちゃぼー(ARC REVOLUTION CUP2015 GGXrd優勝)

「カプコンカップ優勝おめでとう!かずのこが優勝してくれたことは自分のことのように嬉しいよ。いろいろあったけど、最後に報われて本当に良かったわ。お互いこれからも頑張ろうぜ」

アール(格ゲー実況者Twitch所属)

「おめでとうございます。集大成のカプコンカップで世代交代を感じさせる動きは圧巻でした。かずのこにしかできない盛り上げ方で今後さらに業界を活性化させてください。激動の一年間お疲れ様でした」

えいた(SEAM2014 UMVC3優勝)

「かずのこさんは二人で海外行ったりと個人的に1番仲の良い格ゲーマーだと勝手に思いこんでるんで嬉しいし負けてられないと刺激をもらいました。おめでとうございます」

ヨシヲ(格ゲー実況解説者)

「優勝おめでとう!あの面子で優勝は本当に凄いと思います。最後はあれだけのプレッシャーの中であの試合…、”情熱”を感じました。感動をありがとう」

ヌキ(CAPCOMvsSNK2全国大会優勝)

「20世紀に生まれた天才と21世紀に生まれた天才の激闘!!まさに夢の対決だったのではないでしょーか!!優勝したかずのこ君、本当におめでとうございます」

また、同じく2015年に、ARC Revolution Cup 2015にチームを組んでGGXrd部門(3on3)に参戦。互いの負けを取り返すチームプレイで勝ち上がっていくと、準優勝と決勝ではまちゃぼーが全勝。味方の活躍にも助けられる形で優勝を果たしました。カズノコは「国内のGUILTY GEARシリーズの大会で優勝したのは初めてなので、素直に嬉しいです」と喜びのコメントを残しました。

 

そし以降は積極的に海外大会に参戦。アメリカやフランス、カナダ、オーストラリアなど世界を飛び回っています。2017年にはフォーオナー プロ格闘ゲーマーNo.1決定戦に参戦。当時発売したばかりのタイトルだった『フォーオナー』を、様々なタイトルのプロゲーマーたちが挑戦し、競い合いました。結果は誰よりも練習して大会に臨んでいたカズノコの圧勝。「普段対戦しないタイトルで活躍する)プロゲーマーのみなさんと対戦できる機会をもらえたのが、純粋に楽しかったです」と話しつつ、結果に関しては「(誰よりも練習したぶん)優勝しなきゃいけないなと思いました。ですので、今は優勝できてホッとしています」と語りました。

2018年のEVOでもしっかりと順位を残し、海外で順調に成長していることがうかがえます。

戦績
2009 8 闘劇09 GGXXAC ベスト16
2010 9 闘劇10 GGXXAC ベスト4
2011 9 闘劇11 スーパーストリートファイターⅣ AE 優勝
2011 11 Canada Cup 2011 スーパーストリートファイターⅣ AE 個人戦優勝
2011 11 Canada Cup 2011 スーパーストリートファイターⅣ AE 国別対抗団体戦5on 優勝
2012 7 EVO 2012 スパ4AE2012 25位
2012 7 EVO 2012 ストクロ 7位
2012 7 EVO 2012 サイドトーナメント GGXXAC 優勝
2012 8 闘劇2012 スーパーストリートファイターⅣ AE2012優勝
2012 10 Canada Cup 2012 スパ4AE2012 4位
2012 10 Canada Cup 2012 スパ4AE2012 国別対抗5on5 優勝
2013 6 South East Asia Major 2013  P4U 優勝
2013 6 South East Asia Major 2013  UMVC3 準優勝
2013 6 South East Asia Major 2013  BBCSEX 3位
2013 10 Canada Cup 2013 スパ4AE2012 3位
2013 10 Canada Cup 2013  スパ4AE2012 国別対抗5on5 優勝
2014 6 South East Asia Major 2014  ウル4 準優勝
2014 6 South East Asia Major 2014  UMVC3 3位
2014 10 ウルトラストリートファイターIV グレードB統一戦 B-est JAPAN CUP 優勝
2015 1 Canada Cup master series GGXrd 優勝
2015 1 Canada Cup master series UMVC3 4位
2015 6 Community Effort Orlando 2015  ウル4 3on3 準優勝
2015 6 Community Effort Orlando 2015   GGXrd 優勝
2015 6 Community Effort Orlando 2015  ウル4 優勝
2015 6 CEO2015 優勝
2015 8 ARC Revolution Cup 2015 GGXrd部門(3on3)優勝
2015 12 Capcom Cup Final 優勝
2016 12 Capcom Cup 2016 3位
2017 7 EVO 2017 3位
2018 1 EVO Japan 2018 GGXrdR2 3位
2018 1 EVO Japan 2018 スト5AE 17位
2018 1 EVO2018 DBFZ 5位
2018 1 EVO2018 スト5AE 49位
2018 1 EVO2018 GGXrdR2 9位
2018 1 EVO2018 BBTAG 5位
2018 3 Final Round 2018 GGXrdR2 準優勝
2018 3 Final Round 2018  DBFZ 4位
2018 6 CEO 2018 DBFZ 優勝
2018 6 CEO 2018 GGXrdR2 優勝

 

カズノコが考えるプロゲーマーに必要なこと


出典:Twitter

プロゲーマー・カズノコの魅力がいくらか伝わったでしょうか?

まだまだ日本ではeスポーツは広く知れ渡っておらず、プロゲーマーと呼ばれる人々も海外に比べると、決して多くはありません。ただ、「ゲームが強いだけ」、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、一方で世界に目を向けると、eスポーツが2024年にはオリンピックの競技になる可能性もすでに報じられています。

カズノコ自身、日本の熱量が低いことを認めています。「海外はeスポーツが浸透しているので、プレイヤーをアスリート扱いしてくれますが、そういう意味で日本は遅れていると思います」と話して、このように続けています。

「最近はメディアの取材も増え、海外に追い付こう、eスポーツを盛り上げようとしているのはわかりますが、プレイヤー的には置いていかれている感じがする」

では、カズノコの理想とする、eスポーツは一体どのようなものなのだろうか。切実な思いを語っています。

「競技として真面目にやっている人たちがいるのを理解してもらい、スポーツ選手と同じように扱ってもらえるようになればいいですね。自分の好きなものを胸を張って好きだと言えるのが理想」

過去にウメハラが「自身のアイデンティティで、自分を支えているのが格闘ゲーム」と語ったとおり、プロゲーマーにとってゲームはまさに生きがいです。しかし、日本ではそれほど市民権を獲得できているとは言えず、肩身の狭いゲーマーも少なくないでしょう。だからこそ、カズノコは「好きなもの胸を張って好きと言えるのが理想」と話したのでしょう。

同時に、プロゲーマーとして生きていくために必要なことは「スポンサーへの貢献」と言い切っています。そのために、注目される大会には毎回出るようにし、SNSも有効活用しているといいます。まずは発信して存在をアピールし、スポンサーに興味を持ってもらうことが重要だと考えているようです。逆に言えば、それがまずできなければ、プロゲーマーとなるためのスタートラインにも立つことはできないということになります。

そして、カズノコは未来のプロゲーマーたちに「尊敬されるような選手に」と金言を送り、ゲームだけ強ければいいわけではなく、自分を売っていく活動がカギになると話しました。

まだまだ「たかがゲーム」という意見も少なくないこの業界。それでも、カズノコのようにスポンサーとの関係性を真剣に考え、ゲームを超えた仕事の部分でも「尊敬されるよう」eスポーツに取り組んでいるプロゲーマーも多くいます。お金稼ぎの一つの方法というだけでなく、彼らが人生を懸けて戦っているということを念頭に、ゲーム観戦をしてみると、見方も少しは変わるかもしれません。

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